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現代政治の思想と行動(丸山眞男) 戦後最大の思想家と言われているが、日本の歴史上最大の思想家ではないかと思う。 そして、『現代政治の思想と行動』は、丸山眞男の著作の中でおそらく最も多くの人に読まれた本ではないかと思う。 優れた思想の宝庫のような本であり、自分自身としては考え方の面で影響を受けることが最も多かった本である。 多くの論文がおさめられているので、まずは、目次を紹介する。 〔増補版〕現代政治の思想と行動(1964、未來社) 目次: 第一部 現代日本政治の精神状況 一 超国家主義の論理と心理 二 日本ファシズムの思想と運動 三 軍国支配者の精神形態 四 ある自由主義者への手紙 五 日本におけるナショナリズム 六 「現実」主義の陥穽 七 戦前における日本の右翼運動 第二部 イデオロギーの政治学 一 西欧文化と共産主義の対決 二 ラスキのロシア革命観とその推移 三 ファシズムの諸問題 四 ナショナリズム・軍国主義・ファシズム 五 「スターリン批判」における政治の論理 第三部 「政治なるもの」とその限界 一 科学としての政治学 二 人間と政治 三 肉体文学から肉体政治まで 四 権力と道徳 五 支配と服従 六 政治権力の諸問題 七 現代における態度決定 八 現代における人間と政治 追記および補註 旧版への後記 増補版への後記 後衛の位置から 『現代政治の思想と行動』追補(1982、未來社) 目次: 『現代日本政治の思想と行動』英語版(一九六三年)への著者序文 憲法第九条をめぐる若干の考察 まえがき 一 改憲問題と防衛問題との歴史的連関 二 日本国憲法における平和主義の意味づけ A 憲法調査会報告書における「平和主義」の問題性 B 前文と第九条との思想的連関 C 国民的個性ないし民俗的伝統の問題 三 現代国際政治の発展傾向と第九条 近代日本の知識人 *** 付録 日本と西欧との対話 松澤弘陽・解説 ――丸山真男『現代政治の思想と行動』の英訳をめぐって―― 八紘一字 エドマンド・ブランデン 日本の不謬ならざる法皇 エドワード・サイデンステッカー 丸山と日本の思想 ロナルド・ドーア 日本の政治学 バーナード・クリック ラディカル・エッセイスト 『タイムズ・リテラリ・サプルメント』 訳のあとに 松澤弘陽 著者あとがき |
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