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同一性保持権が問題となった判例リスト(3/8)

(1999.4作成)

5  東京地判昭和48年 7月27日(無体集5巻2号243頁、判タ299号390頁)
   レジャー施設パンフレット事件(評釈:斉藤博・著作権百選116頁、斉藤博・著作権百選(第二版)136頁)
 イラストレータが作成したイラストの海の色を、スポンサーがポスターカラーで塗り重ね、その他書き加え等をした行為につき、著作者人格権(同一性保持権)を侵害しないとした事例
<● 同一性保持権の侵害ー否定>

6  大阪地判昭和51年 4月27日(無体集8巻1号130頁、判タ344号301頁)
   「パリー市街図」事件(評釈:清永利亮・著作権百選110頁、清永利亮・著作権百選(第二版)128頁)
 地図の一部を拡大して洋服箱などの図案として使用した行為につき、著作者人格権(同一性保持権)を侵害するとした事例
<○ 同一性保持権の侵害ー肯定>

7  東京高判昭和51年 5月19日(無体集8巻1号200頁、判時815号20頁、判タ336号194頁)
   マッド・アマノ事件第1次控訴審判決
→ 4-2

8  東京地判昭和52年 2月28日(無体集9巻1号145頁)
   「九州雑記」事件(評釈:黒田英文・判タ367号320頁、相沢英孝・ジュリ760号157頁)
 映画製作者が映画フィルムの冒頭にタイトル・フィルムを加えてフィルム全体の長さをを長くした行為につき、映画の共同著作者の著作者人格権(同一性保持権)を侵害しないとされた事例(なお、その他、氏名表示権の侵害の否定、著作財産権(複製権)の侵害の肯定がある。)
<● 同一性保持権の侵害ー否定  ○ 著作財産権の侵害ー肯定>

9  熊本地判昭和53年12月22日(判タ374号82頁)
   「自然保護」翻訳事件
 誤訳・翻訳漏れを理由とする正訳文の引渡し・差替え等の請求が棄却された事例
<△ (品質保証責任の否定)>
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