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H16.10.21(最一小 決定)(△、緑膿菌感染の疑い、抗生剤)


最高裁第一小法廷 平成16年10月21日 決定
(風邪薬の副作用、皮膚病、多臓器不全などで死亡、大分県立病院)
 
(裁判官:甲斐中辰夫ほか)

 大分県立病院が感染症に対する治療を怠ったとして、入院中に死亡した女性(当時67歳)の長女が県に賠償を求めた訴訟の上告審。
 女性は1992年11月末、市販のかぜ薬を飲んだ副作用で全身がただれ、12月7日に入院した。その後、臀部(でんぶ)の感染症状が悪化し、多臓器不全などで13日に死亡した。

 最高裁第1小法廷(甲斐中辰夫裁判長)は、県の上告を受理しない決定をした。
 これにより、約3000万円の賠償を命じた控訴審・福岡高裁判決が確定した。

(共同など)

<審級経過>
第一審:平成12年10月
 請求棄却
控訴審:福岡高裁 平成14年5月
 緑膿菌感染の疑いがあったのに速やかに原因菌の特定をせず、有効な抗生剤を投与するなどの処置をとらなかったとして、約3000万円の賠償を命じた。


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