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最高裁第二小法廷 平成17年9月30日 決定 KW:埼玉医大・抗がん剤民事事件、 (裁判官:津野修ほか) (双方の上告を)<棄却> 川越市の埼玉医大総合医療センターで2000年、鴻巣市の高校2年生(当時16歳)が抗がん剤を過剰投与され死亡した事件の上告審。 高校生は、2000年9月、あごの腫瘍の治療で同センターに入院した。主治医が医学書を読み間違え、週1回投与するべき抗がん剤を誤って7日間連続で投与し、副作用による多臓器不全のため、同年10月7日に死亡した。 最高裁第二小法廷(津野修裁判長)は、双方の上告を斥ける決定をした。 これにより、大学に約8370万円の賠償を命じ判決が確定した。 (毎日、時事、共同、埼玉など) <審級経過> 第一審:さいたま地裁 元主治医らの賠償責任を認定したが、病院側が両親にミスを隠して死因を説明し虚偽の死亡診断書を作成したことに対する慰謝料請求は斥けた。 控訴審: 東京高裁 虚偽記載の責任も認めた。 |
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