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患者学のすすめ

(2003.10作成)

 鶴見和子・対話まんだら 上田敏の巻『患者学のすすめ』(藤原書店、2003.7)を読みましたが、非常におもしろいので一気に読めました。

 知的刺激に充ちています。キーワードは、新しいリハビリテーション、人間らしく生きる権利の回復、理想的患者は自己決定権を行使する、自己決定能力に裏づ けられた自己決定権、専門職の役割、普遍的法則と個別性などで
す。

 すぐれた社会学者・患者と、すぐれた医師・医学者の対話から、学ぶことが多かったです。ここ数年に読んだ本の中で最も学ぶことが多かった本の1つになります。

 また、上田氏が自己決定権について述べているところは、僭越ながら、「これは本物だ!」と思いました。医師が自己決定権について述べたものの中では秀逸だと思います。

 患者の方・潜在的患者の方々(つまり、すべての人々ですが。)、医師など医療従事者の方々、法律家の方々に、この本を強く勧めたいと思います。
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