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平成17年 1月27日 東京高裁 判決 <平15(ネ)2910号> 〔PM病事件・控訴審〕 原判決変更、一部控訴棄却、上告・上告受理申立て〈棄却・不受理〉 要旨 遺伝的なPM病に罹患した男児の出生について、子供の出産について相談を受けた心身障害児総合医療療育センターの医師に、PM病に罹患した子供が生まれる可能性について、医学的知見に基づく正確な説明をすべき義務に違反があったとして、同センターの不法行為責任が認められた事例 遺伝性の難病の子の診療を担当していた専門病院の医師が、その子の両親から次子をもうけても遺伝上大丈夫かと質問された際、その回答に説明義務違反の過失があったときには、出生した難病の子の両親から同病院の開設者に対する介護費用等の損害賠償請求が認められる。 裁判経過 第一審 平成15年 4月25日 東京地裁 判決 <平13(ワ)24783号> 出典 判時 1953号132頁 ウエストロー・ジャパン 評釈 服部篤美・ジュリ別冊 183号140頁(医事法判例百選) 服部篤美・年報医事法学 21号147頁 佐藤光子・Lexis判例速報 15号130頁 |
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