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H15. 6.27 広島高裁  ○(不妊治療、副作用、卵巣過剰刺激症候群(OHSS))

平成15年 6月27日 広島高裁 判決 <平13(ネ)10号>
原判決変更(請求認容)

事案の概要
被控訴人Aの設置・経営する社会保険A病院において,被控訴人会社の製造・販売する薬剤の投与による方法(HMG-HCG療法)で不妊治療を受けていた控訴人が,その副作用で卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を発症して脳梗塞を併発し,右上下肢及び言語機能障害等の重篤な後遺障害を負ったことに関し,本件医療事故は,同病院の医師による治療上の過失及び被控訴人会社の医薬品添付文書の副作用等に関する記載の不備によって惹き起こされたものであるとして,被控訴人らに対し,債務不履行又は不法行為に基づく損害賠償(1億5700万円及びこれに対する不法行為の日である平成7年4月3日から支払済みまで民法所定年5分の割合による遅延損害金)の支払を求めた事案

裁判経過
 第一審 広島地裁 判決 <平8(ワ)216号>

出典
裁判所サイト
ウエストロー・ジャパン
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