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H14.12.18 東京地裁(18部)  ○(常位胎盤剥離,死亡,帝王切開,転送,義務違反高度,隠蔽)

平成14年12月18日 東京地裁 判決 <平12(ワ)7997号>
請求認容、確定

要旨
分娩に際して胎児が死亡するという医療事故において、産婦人科医に、早期に常位胎盤剥離の発生を疑い帝王切開のために他の病院に母体を搬送するなどの適切な処置をとるべきであったのに、これを怠った過失があるとされたが、胎児は死亡して出産したものであり、また、胎児の死亡は常位胎盤剥離に他の疾患が複合した結果であるとされ、両親の慰謝料のみが認容された事例
被告である産婦人科医の義務違反の程度が高いこと、自己の過失を隠蔽するような行動をとったこと等を慰謝料の算定に当たって斟酌した事例

(裁判官 岩田好二、 工藤正、 徳田祐介)

出典
判タ 1182号295頁、ウエストロー・ジャパン

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