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H21. 7.15 富山地裁  ○(胆道閉鎖症を誤って感染性腸炎と診断、死亡、採血検査などをする義務)


 肝硬変や肝不全の原因となる胆道閉鎖症を誤って感染性腸炎と診断したため、男児が生後7カ月で死亡したとして、富山市に住む両親が同市の橋本医院に約7000万円の損害賠償を求めた訴訟。
 男児は2004年9月に生まれ、11月に胆道閉鎖症特有の白色便があったため、橋本医院を受診したが、理事長でもある橋本医師は、自然治癒が見込まれるウイルス性腸炎と診断した。 しかし、男児はその後も症状が改善せず、2005年1月に富山市民病院で胆道閉鎖症と診断され、母親から生体肝移植を受けたが、同4月に肝不全で死亡した。

 富山地裁(田辺浩典裁判長)は、胆道閉鎖症を疑い、採血検査などをする義務があったとし、早期に手術をすれば助かった可能性が高いとして、同医院に約5600万円の賠償を命じた。

(共同、毎日など)

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