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H21.10.30 大分地裁中津支部 ○(胸痛で受診、逆流性食道炎の疑いと診断、帰宅途中に急性心筋梗塞で死亡、心電図の異常所見を見落とし、佐藤第一病院)

 大分県宇佐市で2005年、胸の痛みを訴えて同市の佐藤第一病院を受診し、帰宅途中に急性心筋梗塞で死亡した会社員の男性(当時42歳)の両親が、診断にミスがあったとして、同病院を経営する医療法人明徳会に対し約5500万円の損害賠償を求めた訴訟。
 男性は同年11月18日午後6時ごろ同病院を受診。急性心筋梗塞の治療経験がなかった当直の内科医は心電図検査をした後、逆流性食道炎の疑いと診断し、男性を帰宅させた。男性は徒歩で帰宅中、約500メートル離れた駐車場で倒れ、別の病院に搬送後、死亡した。

 大分地裁中津支部(小林邦夫裁判長)は、心電図検査で急性心筋梗塞の所見を示しており、循環器の専門医に相談したり、血液検査や超音波検査を行うべきだったとして病院の過失を認め、同法人に約5100万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

(西日本など)

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