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H21.11. 4 神戸地裁  ○(肩や首の痛みなど、手術、MRI検査などをしなかった、下半身不随、鳥取赤十字病院)

 検査を怠った医師のミスが原因で下半身不随になったとして、兵庫県香美町の60代の男性が、日本赤十字社(東京都港区)と鳥取赤十字病院の医師を相手に、約2億2000万円の損害賠償を求めた訴訟。
 男性は2003年4月、肩や首の痛みなどを訴えて鳥取赤十字病院で受診し、医師から脊椎炎などの疑いがあると診断され、投薬治療などを受けた。同年7月、足に力が入らなくなるなどしたため、兵庫県豊岡市の病院で手術を受けたが、下半身不随となり、障害者1級と認定された。

 神戸地裁(下野恭裕裁判長)は、手術ミスが障害の直接の原因と認定したが、首の痛みなどが悪化した同年6月時点で同赤十字病院が適切な検査をしていれば、下半身のまひを防げた可能性があるとして病院側の過失を認め、赤十字社と医師に計約1億4000万円の賠償を命じた。

(時事、神戸など)

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