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H21.12.16 名古屋地裁 ○(胆のうの摘出手術、がん、検査報告書の記載を見落とし、名古屋第二赤十字病院)

 名古屋第二赤十字病院(名古屋市昭和区)に入院していた女性(当時66歳)が死亡したのは、病院側が検査で胆のうがんが見つかったのに告知や治療をしなかったためだとして、遺族が病院を運営する日本赤十字社に7400万円の損害賠償を求めた訴訟。

 患者の女性は2001年、同病院で胆のうの摘出手術を受けた際にがんが見つかったが、担当医師はがんに関する検査報告書の記載を見落として治療を終えた。女性が2004年に他の病院で診察を受けた際に転移したがんが見つかり、治療を受けたが08年5月に死亡した。

 名古屋地裁(永野圧彦裁判長)は、手術が実施されていれば再発を回避できた可能性は十分あり、医師の注意義務違反がなければ、生存していた可能性は高いなどとして、約4100万円の賠償を命じた。

(毎日、産経など)

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