ホーム > 医療 > 産科・判例 >  

H21.12.16 名古屋地裁 ○(妊娠高血圧症候群、帝王切開、血液検査や降圧剤の投与の点で管理不十分、死亡、県立岐阜病院)

 旧・岐阜県立岐阜病院(現・岐阜県総合医療センター)に入院していた岐阜市の女性(当時31歳)が出産後死亡したのは、病院側の管理ミスがあったとして、女性の遺族が同県を相手取り、約1億円の損害賠償を求めた訴訟。

 女性は妊娠高血圧症候群を発症し2006年1月5日に入院し、同月15日に出産したが、2日後に子癇発作を起こし、2月13日に死亡した。男児は無事だった。

 名古屋地裁(永野圧彦裁判長)は、帝王切開翌日の血液検査を怠った点や、妊娠や出産中に起こる発作性の全身けいれんである子癇発作が起きた後、投与した治療薬の量が標準量の6分の1から3分の1にすぎなかった点などの過失を認め、帝王切開後の管理に過失がなければ、女性が死亡した時点で生きていた可能性は高いとし、約8400万円の賠償を命じた。

(毎日、時事など)

タイトル
お名前
email
ご感想
ご確認 上記内容で送信する(要チェック


 


   ホーム > 医療 > 産科・判例 > H21.12.16 名古屋地裁 ○(妊娠高血圧症候群、帝王切開、血液検査や降圧剤の投与の点で管理不十分、死亡、県立岐阜病院)