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H22. 1.28 津地裁 ○(血管輪、手術、低酸素脳症、死亡、三重大病院)

H22. 1.28 津地裁判決

 津市の三重大病院で手術した長男(当時3歳)が低酸素脳症を発症し、4年半後に死亡したのは手術ミスが原因だとして、三重県松阪市の両親が約1億2000万円の損害賠償を求めた訴訟。
 長男は1997年3月、同病院で、大動脈が食道や気管を取り囲んで圧迫する疾患である血管輪と診断され、1999年9月に手術を受けた。術後、脳に障害が残る低酸素脳症に陥り、四肢麻痺で寝たきりの状態になった。そして、2004年5月に低酸素脳症の後遺症による中枢性呼吸不全から肺炎となり、死亡した。

 津地裁(堀内照美裁判長)は、手術中に医師らが必要な処置を怠ったため酸素供給が不足し、低酸素脳症を招いたとし、医師の注意義務違反により、発症したと推認できるとして、同大に約5900万円の賠償を命じた。

(中日、読売など)
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