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H22. 2.22 仙台地裁 ○(統合失調症、向精神薬、副作用、中毒性表皮壊死症、死亡、転送)

H22. 2.22 仙台地裁判決

 仙台市宮城野区の民間病院に措置入院させられた石巻市の男性(当時29歳)が死亡したのは処方された薬の副作用が原因だとして、両親が措置入院を決めた宮城県に約7550万円の損害賠償を求めた訴訟。
 男性は統合失調症を患い、2006年4月に県の決定で措置入院し、向精神薬の投薬治療を受けた。歯痛を併発して鎮痛剤を服薬した後、薬の副作用で全身の皮膚がただれ、翌月に中毒性表皮壊死症のため転院先で死亡した。

 仙台地裁(畑一郎裁判長)は、医師は薬の説明書にある注意に従い、副作用の可能性がある症状が出た段階で直ちに投与を中止すべきだったとし、専門医がいる総合病院に転送させる義務があったとして、宮城県に約2560万円の賠償を命じた。

(河北、毎日など)

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