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H22. 3. 4 東京地裁(35部) ○(脳腫瘍、検査、脳障害、日本医大病院)

H22. 3. 4 東京地裁(35部)

 脳腫瘍による水頭症で意識障害など重い後遺症が出たのは、日本医大病院(東京)が適切な治療を怠ったためとして、東京都葛飾区の女児(12歳)と家族が病院側に計約1億7千万円の損害賠償を求めた訴訟。
 女児は7歳だった2005年1月8日から歩行障害や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、翌月脳腫瘍が発見され、手術を受けたが、脳に重い障害が残り、寝たきりの状態となった。

 東京地裁(浜秀樹裁判長)は、女児に意識障害が出る以前から嘔吐や歩行障害、体重減少などの症状が見られたことから、意識障害が出る前日の1月29日の時点で脳腫瘍を疑ってCTやMRIによる頭部の検査を行い、脳の手術をしていれば、女児の意識障害については避けられたというべきだとして、約5240万円の賠償を命じた。

(読売、共同など)

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