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第1回 法情報学とは 法情報の意義、法の解釈・適用の構造、実務的なプロセスと結果のあり方などを学ぶ。 はじめに(自己紹介) ★「藤田康幸」について調べ,口頭で約100文字で紹介せよ。 <全体の参考文献> いしかわまりこ・村井のり子・藤井康子(指宿信・井田良・夏井高人・山野目章夫監修)『リーガル・リサーチ』(日本評論社、2003.3) http://218.216.69.73/nippyo/books/bookinfo.asp?No=1831 いしかわまりこ 法情報 資料室 ☆やさしい法律の調べ方☆ http://www007.upp.so-net.ne.jp/shirabekata/ 法律時報 2003年3月号(928号) 特集:法情報検索教育と法科大学院 (日本評論社、\1,400(税込み)) http://www.nippyo.co.jp/maga_houjiho/hr0303.htm 1 情報・情報処理とは 1−1 情報とは何か 国語辞典での例 「判断を下したり行動を起したりするために必要な知識」 「ある特定の目的について、適切な判断を下したり、行動の意志決定をするために役立つ資料や知識」 これらの説明は妥当か 判断や行動のために必要でないもの,役立たないものは,情報ではないか 情報は,有体物と比べて,どのような特徴があるか <参考文献> 永谷敬三『入門 情報の経済学』(東洋経済新報社、2002/03、\2,310(税込)) 1−2 情報処理とは何か 活用に至るプロセス 関心・判断 → 検索 → 収集(入手) → 理解・判断 → 活用 1−3 データベースとは何か *著作権法 *個人情報保護法 *キーワード *検索ノイズと検索漏れ 2 法・法情報とは何か 2−1 法とは何か ★道徳,倫理,ルールとの関係 ★国際法と呼ばれているものは法か <参考文献> 大沼保昭『はじめて学ぶ人のための 国際法』(東信堂,2005)p.36-46 2−2 各種の法 ★以下の各概念を説明せよ *実定法・自然法 *実体法・手続法 *制定法・判例法 *成文法・不文法 ・・・ ★国法の諸形式を説明せよ *憲法 *法律 *政令 *府令・省令 *規則 *条約 *条例 2−3 法情報とは 法律と事実 要件と効果 3 法の解釈とは何か 3−1 各種の解釈法 ★以下の各解釈法はどういうものか 原則的と言える解釈法は,あるか *類推解釈 *拡張解釈 *縮小解釈 *反対解釈 *勿論解釈 *文理解釈 *実質的解釈 ★『ラートブルフ著作集 第3巻 法学入門』(東京大学出版会、1991/03)p.182の挙げる例 ある待合室に『犬の入室を禁ず』という掲示があった。 以下は,禁止されるか。 *熊を連れた熊使いは、どうか *猫は、どうか ネコ目とは *狼は、どうか *蛇は、どうか ビン入りなら、どうか *犬をさわってきた人は、どうか *犬の剥製を着た人は、どうか *犬のように見えるがDNAでは犬ではない動物は、どうか・・・ 3−2 解釈の根拠・決め手となるものは何か *立法趣旨 *立法事実 *事情変更 3−3 概念について ★概念の内包・外延とは ★語の明晰性とは 「明晰である(clear)」 =「明確で(precise)かつ一義的である(unambiguous) 」 「不明晰である(obscure)」 =「不明確(vague)又は多義的である(ambiguous)」 「明確(又は不明確)」である」=「任意の事物(性質その他を含む)がその語の外延に属するか否かが容易に判定できる(又はできない) 「一義性(又は多義性)」=「その語がただ一つの外延しか持たないこと(又は複数の外延を持つこと)」 <参考文献> 碧海純一『法哲学概論 ((新版(全訂第2版)』(法律学講座双書)(弘文堂、2000/12、\3,780(税込)) 「第4章 記号の意味と解釈」 ★法概念の相対性とは *出生 *児童 ★講学上の概念の有用性 除斥期間とは 行政行為,特許・許可とは 不真正連帯債務とは 手段債務・結果債務とは 契約締結上の過失とは 4 法実務のプロセスの各段階でどのような情報が必要になるか 相談段階 方針決定段階 提訴・起訴段階 審理段階 上訴段階 |
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